読了:貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

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こんにちは、清水みやびです。
ようやく木枯らしが吹き抜けた首都圏。
電車の中を見渡すと徐々に初冬に向かっていることを感じる服装をした方がちらほら。

私は四六時中汗っかきなので比較的軽装なので、コーディネートを楽しめる皆さんがうらやましい限りです。

今日は、「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題/ジェーン・スー」をご紹介します。
自己啓発系の書籍を続けて読んだ後なので、リフレッシュをかねてエッセイを今回は選びました。
「40のおっさんがなぜこんな本を?」と思うかもしれませんが、今回は完全にタイトル先行で選びました。

著者のジェーンスーさんのことは数年前にラジオで知りました。TBSラジオの平日の番組です。
スケジュール的にめったに聞くことはなかったのですが、聴いた当時は「なんか口のわるオバさんが喋ってるな」
と感じたのを覚えていました。
番組はあまり聞かなかったので、ジェーンさんを毛嫌いしてはいけないと思い今回読んでみることにしました。

それでは早速レビューに移りましょう。

男子禁制?女性の思考と価値観をチラ見できる??

「女性の考えていることがよくわからない」と嘆く男性のみなさん、この本を読めばあなたの意中の女性、もしくは奥様やパートナーの心が手に取るようにわかります。
、、、といううのはウソです。
本書は女性が年代ごとに抱える悩みや葛藤、人間関係や理想の人生について書かれています。
女性として生まれたからには、キラキラと周囲から羨望の眼差しを受けて生きるのが当然という価値観と、男性に負けず劣らずで仕事をバリバリこなし、女子会などには目もくれず夜は居酒屋でたこわさに日本酒で自分をねぎらうという価値観がぶつかるような内容です。
人として、女性として周囲からどう見られるか?どう見られたいか?
著者であるジェーンさんの葛藤や実証実験を踏まえた「女性の生き方とは?」について書かれています。
特に実証実験の項は涙なくしては読めませんでした。ジェーンさん、体張りすぎです。

景色と流行りは猛スピードで塗り替えられる

東京生まれ東京育ちのジェーンさんが、東京という町の成り立ちについて語られています。
三代続けば江戸っ子などと江戸の昔から言われていた東京。
江戸時代はさすがにさかのぼりすぎですが、代々東京に住んでいる根っからの「東京人」というと実はそれほど多くないようです。
わたくし清水も首都圏に住んでおり、現在の勤務先は東京。
鍼灸マッサージ師として20年のキャリアのうちの半分は東京都内の職場でしたし、現在の勤務先も東京都内にあります。
その東京について、ジェーンさんが思う「東京人」と「地方出身者」の熾烈な争い?についてプロレスをたとえに解説されています。
東京人が慣れ親しんだ景色や定番のものは、地方出身者によって取り壊されたり新たな流行りものが出てきたり、変わらぬ風景と暮らしぶりを大事にぃたい東京人にとって、「東京都はこうあるべきだ!」と地方出身者がひっかきまわして新たなものが作られてしまうという視点は、東京に近い地方の私からするとなかなか興味深い考察でした。

最後に

ラジオパーソナリティとしてのジェーンさんしか知らなかった私。
本書ではごく当たり前の事柄を丁寧に紐解き、ジェーンさん自身の仮設や考察をとても丁寧に書かれています。
ある項では「かわいい」という形容詞について解説されており、笑い半分、感嘆半分で非常に面白かったです。
その他にも「ピンク」「絵文字とデコメとLINE」など、そんな切り口から考察するのかと読み進めるのがあっという間でした。

ちょっとリラックスしたいとき、思考を柔軟にしたいときにお勧めの一冊です。

今日はこの辺で。。。

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